全国スーパー、3月の既存店売上高は0.8%増、衣料品は22.3%減
日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟55社)の3月の売上高は、前年同月比0.8%増だった。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛要請で食料品の需要は増えたが、衣料品は大きく落ち込んだ。
商品部門別では、食料品が7.1%増と好調で、畜産品が10.1%増と2ケタの伸び。加工食品など「その他食品」も8.6%増だった。一方、衣料品は22.3%の大幅減だった。住関品も2.6%減と苦戦した。日用雑貨品は2.8%増えたが、医薬・化粧品は7.1%減、家電製品が6.8%減、家具・インテリアが4.0%減となった。
全国スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の3月の売上高は、既存店ベースで7.4%増だった。非食品は0.3%減だったが、売り上げの9割を占める食品が8.4%増となった。買いだめ需要で一般食品が12.0%増となったほか、畜産も10.8%増だった。総菜は0.5%減と前年割れとなった。