ウエルシアHD、クスリのマルエを子会社化、群馬を中心に58店舗

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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クスリのマルエの外観
「マルエドラッグ」「マルエ薬局」の店名で、店舗を展開している

 ウエルシアホールディングス(HD)は4月8日、クスリのマルエ(群馬県前橋市)を子会社化すると発表した。ウエルシアHDは現在、同社の株式の20.0%を保有しているが、出資比率を51.0%に高める。株式の追加取得は6月1日を予定している。取得価額は非公表。

 マルエは群馬県を中心に「マルエドラッグ」「マルエ薬局」の店名で、ドラッグストア54店舗と調剤薬局4店舗の計58店舗を展開している。2019年2月期の売上高は127億円、営業利益は2億円だった。ウエルシアHDは同社を子会社化することで、群馬での地盤を強化する。

 ウエルシアHDは19年6月に岡山県の金光薬品(倉敷市)、20年3月に高知県のよどや(高知市)を子会社化するなど地方ドラッグストアを相次いで傘下に収めている。

 ウエルシアHDが同日発表した20年2月期の連結業績は、売上高が前期比11.4%増の8682億円、営業利益が30.1%増の378億円だった。調剤併設店舗の増加(期末現在1442店舗)で既存店売上高が総じて順調に推移したほか、利益率が高まった。グループ全体で129店舗を出店(26店舗を閉鎖)し、期末店舗数は2012店舗となった。

 21年2月期は118店舗の出店を予定しており、売上高は7.7%増の9350億円、営業利益は2.6%増の388億円を見込む。新型コロナウイルス感染拡大の影響については、現時点では想定が困難として業績予想に織り込んでいない。

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