11月訪日外国人0.4%減、韓国減速・他地域は好調の構図続く

ロイター
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都内を歩く訪日外国人
12月18日、日本政府観光局が発表した11月の訪日外国人客数は、前年同月比0.4%減の244万人だった。写真は都内で2014年5月撮影(2019年 ロイター/Yuya Shino)

 日本政府観光局が発表した11月の訪日外国人客数は前年同月比0.4%減の244万1300人だった。韓国からの訪日客の大幅な減少が響き、2ヵ月連続で前年実績を下回った。

 韓国からの訪日客は65.1%減の20万5000人。10月も65.5%減で、大幅な減少が続いている。一方、韓国を除く中国、台湾、香港など19ヵ国・地域からの訪日客は、いずれも11月として過去最高を記録した。19ヵ国・地域の合計では19.9%増となった。

 国・地域別では、中国が21.7%増の75万900人、台湾が11.4%増の39万2100人、香港が19.4%増の19万9700人とグレーターチャイナ(大中華圏)からの訪日客数が2ケタの増加だったほか、タイが36.3%増の14万300人、フィリピンが38.0%増の6万4800人など東南アジアから訪日客も伸びた。

 欧米や豪州もラグビーワールドカップをきっかけに訪日気運が高まっており、英国が37.5%増、カナダが20.5%増、米国が17.3%増などとなった。

※内容を追加しました。

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