食品通販市場、22年度に4兆円突破、ネット通販が全体をけん引する見通し
矢野経済研究所は7月10日、国内の食品通販市場が2022年度に4兆円を突破するとの予測を発表した。
食品通販市場では、生活協同組合の共同購入・宅配がトップシェアを占めるが、近年はインターネット通販(EC)が伸びており、今後もECが市場全体の伸びをけん引するものと見られる。22年度の市場規模は、18年度比で10.3%増の4兆966億円になりそうだ。
同研究所の調べによれば、18年度の食品通販市場は前年度比3.3%増の3兆7138億円だった。チャネル別のシェアでは、生協が38.7%、ECが38.4%と拮抗している。そのほか、食品メーカーの直販が16.2%、ネットスーパーが3.8%、自然派食品宅配が2.2%だった。
19年度には、チャネル別シェアでECが生協を逆転すると同研究所では予想している。