米CVS、処方薬を1時間以内に配達、約6000店舗で
米CVSヘルスのドラッグストア事業部門、CVSファーマシーは4月4日、処方薬を1時間以内に配達するサービス「オンデマンドRxデリバリー」を約6000店舗で実施すると発表した。
CVSファーマシーは、処方薬を1〜2日で配達するサービスをすでに行っているが、全体の約6割に当たる店舗で1時間以内の配達サービスを実施することで顧客の利便性をさらに高める。
オンデマンドRxデリバリーの配達は、買い物代行サービスのシップト(Shipt)と組んで行う。シップトは「パーソナルショッパー」と呼ばれる個人が、スーパーマーケットなどで買い物を代行し、利用者の自宅に届けるサービスを展開しており、同様の事業ではインスタカート(Instacart)に次いで全米第2位。米ディスカウントストア大手のターゲットが2017年12月にシップトを買収している。
CVSファーマシーは1年前に処方薬の配達を全米約1万店舗で始めた。処方薬のほか、CVSファーマシーの店舗で取り扱っている一般大衆薬や日用品、化粧品なども配達する。配達料金は4.99ドル。
今回始めたオンデマンドRxデリバリーは、スマートフォンアプリかテキストメッセージ、または電話で注文を受け付ける。薬剤師が調剤を終了してから、1時間以内で配達する。配達料金は7.99ドルとなっている。