【米IBM】ブロックチェーンで食品追跡、ウォルマートなどと協業

2017/08/28 13:00
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 米IBMは8月23日、ブロックチェーン技術を活用した食品トレーサビリティー(追跡可能性)の仕組みを構築するためにウォルマート・ストアーズやネスレなど世界的な大手小売業、食品メーカーと協業すると発表した。

 

 ブロックチェーンは分散型台帳とも言われ、仮想通貨「ビットコイン」などの中核技術として活用されている。安価に導入できる上、ハッキングなどの攻撃に対する安全性が高いことが特徴。

 

 食品の原材料を生産する農家からメーカー、卸、小売業などサプライチェーン全体で、原産地や食品の状態などに関する情報を共有、製品の汚染などが確認された場合、短時間で発生源を突き止められるようにする。

 

 今回の協業には、米スーパーマーケット最大手のクローガーや米大手卸のマクレーン、ドールやユニリーバなどのメーカーが参加する。

 

 取引書類の削減や自動課金請求システムなどにも、ブロックチェーン技術を活用していく方針だ。

 

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