【米クローガー】 同業セーフウェイの店舗買い取りに関心か
米スーパーマーケット（SM）最大手のクローガーが、業界２位のセーフウェイに対して店舗資産の一部買い取りを打診したと米ブルームバーグが３月３日伝えた。
セーフウェイは２月19日、会社の売却の可能性を含めて交渉中であることを明らかにしたが、交渉相手などは公表していない。同社は会社丸ごとの売却を望んでいるとされ、投資ファンド大手でSM大手のアルバートソンズを傘下に持つサーベラス・キャピタル・マネジメントの名前が交渉相手として取り沙汰されている。
ブルームバーグによれば、クローガーはサーベラスに対しても同社が取得を望まない一部店舗の買い取りについて問い合わせているという。
クローガーとセーフウェイは店舗網が重複している部分が多く、セーフウェイを丸ごと買い取るメリットは小さいが、東海岸の一部地域などではセーフウェイの店舗を買い取ることでクローガーは地域シェアを高められるメリットがある。