【RFIDシステム】 向こう5年で市場規模は約1.5倍の983億円に
矢野経済研究所はRFID(無線IC)システムの国内市場が2017年度までの向こう5年間で12年度比47.5%増の983億円に拡大するとの予測をまとめた。
市場はリーマン・ショックの影響などから09年度、10年度と2年連続で縮小したが、11年度から回復に転じた。今後はUHF帯での新周波数帯移行特需やアパレル業界などの新たな用途での導入活発化、無線ICタグの低価格化などを背景に持続的な成長に向かうと同研究所では予測している。
06年1月の電波法改正に伴い、電子タグシステムへの割当て周波数帯としてUHF帯が解禁され、従来のHF帯に比べて交信可能距離が長いUHF帯対応の新システム導入が進んでいる。
13年度の市場規模は前年度比12.4%増の749億円になりそうだ。