【ドン・キホーテ】 米国の日系食品スーパーを買収、11店舗を取得
ディスカウントストア大手のドン・キホーテは7月26日、米国で主に日系人を対象とした食品スーパーを経営するMARUKAI CORPORATION(ハワイ州ホノルル市)を買収すると発表した。
MARUKAIはハワイ、カリフォルニアの両州で11店舗を運営しており、2012年6月期の売上高は約1億4500万ドル(約145億円)、営業利益は428万ドル(約4億円)。ドン・キホーテは2006年、ハワイに進出、現在、同州で3店舗を運営しているが、MARUKAI買収で米国事業を強化する。
MARUKAIの親会社で食品・雑貨輸入のマルカイコーポレーションなどから、9月30日付で全株式を取得する。取得額は未公表。
ドン・キホーテは海外出店を推進していくために7月10日付でシンガポールに海外事業持株会社パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス(PPI)を設立した。PPIは海外本社の位置づけで、MARUKAI買収はPPIの米国子会社を通じて行う。
なお、ドン・キホーテは12月2日をめどに純粋持株会社へ移行することも発表した。