【米ニーマンマーカス】 投資会社傘下の高級百貨店、株式公開を申請

2013/06/28 00:00
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 米高級百貨店のニーマン・マーカス(テキサス州ダラス)は6月24日、新規株式公開(IPO)を申請したと発表した。

 

 同社は投資会社のTPGキャピタルとウォーバーグ・ピンカスに2005年に債務を含めて51億ドルで買収され、株式を非公開化した。年内にIPOが実現すれば8年ぶりの株式市場復帰となる。

 

 同社は全米に約40店舗の高級百貨店を展開するほか、専門店のバーグドルフ・グッドマン、ラスト・コールも運営している。IPOで最大1億ドルを調達し、ラスト・コールの出店拡大やインターネット通販の強化などに充てる予定。

 

 2013年7月期第3四半期累計(12年8月?13年4月)での売上高は前年同期比5.7%増の35億3000万ドル(約3500億円)、既存店売上高は4.8%増、営業利益は6.5%増の4億250万ドル(約400億円)と業績は堅調に推移している。

 

 米投資会社のコールバーグ・クラビス・ロバーツ (KKR)が高級百貨店「サックス・フィフス・アベニュー」を展開するサックスに投資した上で、ニーマン・マーカスと合併させる提案をしていたが、ニーマン・マーカス側はこの提案を退けていた。

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