【英テスコ】上半期の営業利益は9%増、アジア地域は30%の増益

2010/10/07 14:17
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 小売業世界第4位の英テスコが発表した2010年度上半期(3~8月)の業績は、売上高が前年同期比8.3%増の329億ポンド(約3兆8500億円)、営業利益が9.1%増の16億ポンド(約1980億円)と増収増益だった。

 

 地域別に見ると、とくに好調だったのがアジアで売上高は20.3%増の52億ポンド、営業利益は30.3%増の2億ポンドだった。アジアでは日本を除くすべての進出国で増収となり、アジア地域の既存店売上高は1.4%伸びた。

 

 米国でも子会社フレッシュ&イージーの大量出店で売上高は47.0%増の2億ポンドに増えたが、先行投資負担で営業損益は9500万ポンド(約111億円)の赤字だった。米国では今後も積極的に店舗網を拡大し、13年2月期での営業黒字化を見込んでいる。

 

 本国の英国では売上高は5.9%増の218億ポンド、営業利益は5.5%増の12億ポンドだった。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は0.3%のプラス。インターネット通販事業が好調で、売上高は16.1%増の12億ポンドだった。しかし、衣料品とAVソフトのネット通販立ち上げで先行投資負担が重なり、同事業の営業利益は前年同期並みの5800万ポンドとなった。

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