【仏カルフール】インドで1号店をオープン、現金卸業態で
小売業世界2位のカルフール(フランス)は12月30日、インドの首都ニューデリーにキャッシュ&キャリー(現金卸、C&C)業態の1号店「カルフール・ホールセール・C&C」をオープンし、同国への進出を果たした。
1号店をオープンしたのはニューデリー東部のショッピングセンター「シーランプール・メトロ・モール」内で、売り場面積は5200平方メートル。食品と非食品を合わせて1万品目以上取り揃え、飲食店や地元小売業、給食サービスなどの事業者を対象に掛け売りなしで現金販売する。
カルフールのラース・オロフソンCEO(最高経営責任者)によれば、近々さらに複数の店舗をオープンする予定という。
インドは外資小売業に対する規制があり、単独ブランドの専門店を除けば100%子会社の設立を認めていない。C&Cは卸売業態のため出資規制の対象とはならず、独メトロや英テスコもC&C業態でインドに進出。米ウォルマートは現地企業との合弁でC&Cを展開している。