【電子マネー】Suica・PASMOの利用件数が月間3500万を突破
交通系ICカードであるSuica(スイカ)とPASMO(パスモ)の電子マネーの利用件数が3月に月間3500万件(IC乗車券としての利用を除く)を突破した。JR東日本が発行するSuicaと首都圏の私鉄11社が共同で運用するPASMOは、2007年3月のPASMOのサービス開始と同時に相互利用をスタートさせた。同年4月の利用件数は月間1455万件だったが、今年3月は3532万件と2年で2.4倍強に伸びた。SuicaとPASMOは駅ナカの店舗のほかコンビエンスストア、飲食店などへ利用可能店舗が広がっており、発行枚数は合計約3971万枚(今年3月末時点)となっている。
なお、単独の電子マネーとしてはセブン&アイ・ホールディングスが発行するnanaco(ナナコ)の利用件数がもっとも多く、今年1月時点で月間約2900万件。ライバルのイオンが発行するWAON(ワオン)は同約1300万件(今年1月時点)と出遅れているが、ファミリーマートがWAONの決済サービスを導入する今年秋以降は、利用件数が大きく伸びることが予想される。