【全国SC】10月の既存店は7.6%減収、14ヵ月連続
日本ショッピングセンター(SC)協会がまとめた10月の全国SCの売上高は2兆1159億円(推計)となり、全店ベースでは前年同月比6.4%減となった。また、既存店ベースでは7.6%の減収で、14ヵ月連続で前年実績を割り込んだ。
景気悪化による雇用不安などから、買い上げ件数の減少や高額商品の買い控えが続き、台風による天候不順、新型インフルエンザの流行も重なって、売上が伸び悩んだ。さらに今月はテナント退店や空き区画による売上減の報告が目立つなど好材料がなく、結果として既存店の減収幅は前月より2.9ポイント悪化した。
地域別でみると、特に中部地方、北陸地方が12.1%減と落ち込みが激しい。政令指定都市では、名古屋市が13.2%減、次いで千葉市が12.8%減と2ケタ減収となった。