【ヤマダ電機】今期の経常利益1100億円、過去最高更新の見込み
ヤマダ電機の2011年3月期の連結業績は、経常利益が前期比8.3%増の1100億円と過去最高を更新する見込みだ。売上高は5.0%増の2兆1170億円、営業利益は12.4%増の981億円、純利益は5.1%増の588億円を予想する。
同社が発表した10年3月期連結決算では、売上高が2兆円の大台に乗り、経常利益が初めて1000億円を突破した。エコポイントの支給による薄型テレビや冷蔵庫の販売好調などが追い風となり、売上高は7.7%増の2兆161億円となった。期中には都心大型店のLABI1日本総本店池袋(東京都豊島区)のほか、郊外型の「テックランド」など34店を新設(19店を閉鎖、うち6店舗はスクラップ&ビルド)、連結子会社化した九州テックランドの18店舗を合わせて連結ベースでの期末店舗数は563店(うち、単体で405店)となった。非連結子会社やフランチャイズ加盟店を合わせたグループ全体の店舗数は1976店に増えた。
ポイント販促費を98億円削減するなど販売管理費の増加を0.5%に抑えたことで、営業利益は76.3%の大幅増で873億円となった。91億円の仕入割引(リベート)などを加えた経常利益は57.2%増えて1015億円だった。