【外食売上高】10月は2.7%増で4ヵ月連続のプラス

2010/11/29 09:42
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 日本フードサービス協会がまとめた10月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比で2.7%増と4ヵ月連続のプラスとなった。9月前半まで続いた猛暑効果の反動が懸念されたが、昨年に比べ日曜日が1日多かったこともあり、客数が4.4%増と好調に推移した。客単価は1.7%減で17ヵ月連続のマイナスとなった。

 

 業態別の売上高は洋風ファミリーレストランが6.4%増、焼肉レストランが8.2%増、持ち帰り米飯・回転寿司が3.9%増など家族客が多い店舗が好調だった。麺類ファストフードは店舗数が増えた効果で売上げも10.4%増と大きく伸びた。

 

 牛丼チェーンの低価格品が好調だったことで和風ファストフードが4.7%増、低価格の居酒屋に人気が集まり居酒屋も1.2%増とプラスだった。

 

 一方、ハンバーガーチェーンの店舗数が減ったことなどから洋風ファストフードの売上高は0.1%減、中華ファミリーレストランも店舗数減少と客単価減が響いて3.8%減、パブ・ビアホールは6.9%のマイナスと大きく落ち込んだ。

 

 全体の店舗数は1.2%減で7ヵ月連続のマイナスとなった。

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