【全国百貨店】11月の売上高は0.5%減で2ヵ月ぶりのマイナス

2010/12/21 16:42
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 日本百貨店協会がまとめた11月の全国百貨店の売上高は約5556億円で、既存店ベースでは前年同月比0.5%減とわずかながら前年実績を下回った。10月は日曜日が前年同月より1日多かったことなどもあって2年8ヵ月ぶりに既存店がプラス成長(0.6%増)となっていたが、11月は逆に前年より日曜日が1日少なく、2ヵ月ぶりのマイナスとなった。

 

 ただ、主力の婦人衣料が0.3%増と2ヵ月連続のプラス、長らく低迷が続いていた化粧品が1.4%増と24ヵ月ぶりのプラスに転じるなど、明るい兆しも見え始めている。歳暮商戦前半の動向もほぼ前年並みに推移した。

 

 主な百貨店の10月の既存店売上高は、三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越(地方店舗を除く)は銀座店の増床効果で3.0%増、伊勢丹(地域子会社と閉鎖した吉祥寺店を除く)が0.3%増、J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店が1.9%減(地域子会社を含めると1.8%減)、高島屋が0.7%減(地域子会社を含めると0.8%減)、H2Oリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は1.4%増だった。

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