【紳士服専門店】青山、AOKIは共に減収だが既存店は回復基調
紳士服専門店大手の青山商事とAOKIホールディングスの2011年3月期第1四半期(10年4~6月)の連結業績は、ともに減収だった。既存店売上高は青山商事がほぼ前年並みの0.1%減、AOKIは前年を若干上回る0.8%増で共に回復基調にあるものの、青山はカジュアル衣料などその他事業の不振で売上高は0.9%減の498億円、AOKIはカジュアル専門店「M/X」の事業撤退などの影響で1.8%減収の331億円となった。
青山の営業利益は6.9%減の33億円だったが、16億円のデリバティブ評価損などの影響で経常利益は23.4%減の18億円となり、さらに減損損失や資産除去債務に関する会計基準適用に伴う特別損失の計上で純損益は1億円の赤字に陥った。
一方、AOKIは「M/X」事業撤退で営業損失が減少、営業利益は15.1%増の21億円となったが、資産除去債務に関する会計基準適用の影響で純利益は53.4%減の4億円だった。