【米ライトエイド】ドラッグストアとディスカウント型スーパーの複合店
米ドラッグストア業界3位のライドエイドは既存の店舗を改装し、小型の低価格スーパーとドラッグストアの複合業態として再オープンすると発表した。
大手食品スーパーのスーパーバリュ子会社、セーブ・ア・ロットとライセンス契約を結び、既存のドラッグストア店舗の食品・雑貨売場にセーブ・ア・ロットを導入する。セーブ・ア・ロットはリミテッド・アソートメント(限定品揃え)型の小型食品スーパーで、取り扱い品目数を絞り込んで低価格販売するのが特徴。
セーブ・ア・ロットを導入するのは、サウスカロライナ州グリーンビル周辺のライトエイド10店舗。改装後はセーブ・ア・ロットとライトエイドの両方の看板を掲げる。この10店舗はいずれも食品・雑貨売場の販売が低迷しており、セーブ・ア・ロット導入でどこまで客足を伸ばせるかを検証する。
米国では食品スーパーや大型ディスカウントストアが店内薬局を設けるのは一般的だが、ドラッグストアが店内に食品スーパーを導入するのは珍しい。ライトエイドの標準的な店舗規模は1000平方メートル前後で、導入するセーブ・ア・ロットの品揃えはかなり限定的なものになるとみられる。10店舗の改装は10月中に完了する予定。