【全国百貨店】4月の売上高は11.3%減、2ケタ減が3ヵ月続く
日本百貨店協会が発表した全国百貨店の4月の売上高は5144億円で、既存店ベースで前年度同月比11.3%減となった。2ケタの売り上げ減は今年2月から3ヵ月連続。2-4月の3ヵ月平均では12.0%のマイナスとなっている。
客単価、商品単価とも下落が止まらず、主力の衣料品は13.5%減、靴・カバンなど身の回り品が14.1%減だった。比較的堅調だった食料品も4.8%減と落ち込み幅が広がった。主要都市では仙台(15.2%減)、東京(11.9%減)、名古屋(13.8%減)、大阪(13.4%減)、福岡(13.9%減)が全国平均を超える下落率だった。
4月の既存店売上高は3月(13.1%減)と比べると若干改善傾向にあるとはいえ、前年4月の売上高も前々年に比べると3.4%減少しており、売上高の前年割れは14ヵ月連続となった。