日本初のプレーンヨーグルト「明治ブルガリアヨーグルト」、時代に合わせて進化を続ける
新製法「くちどけ芳醇発酵」採用でさらにまろやかなくちどけに
発売50周年を迎える今年は、中身をさらに進化させた。同社が行った調査によると、プレーンヨーグルトは健康に加え、おいしさを求めており、なかでも「食べ飽きないおいしさ」「濃厚さ」「なめらかさ」に対するニーズが高くなっている。そこで、既存の「まろやか丹念発酵」に加え、超高温殺菌と脂肪微細化を合わせた、なめらかで濃厚な物性を実現する新製法「くちどけ芳醇発酵」を採用。これにより、くちどけのよさに加え、爽やかな酸味とミルクの濃厚感が両立し、食べ飽きなさの向上につながった。ユーザーからも、くちどけ、なめらかさ、濃厚感など、すべてにおいて、従来品と比べて新製法の商品の評価が高くなっており、ユーザーニーズに対応した商品となっている。
また、ブランドの中心商品である「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン」を新デザインに一新した。
「明治ブルガリアヨーグルト」のパッケージデザインは時代に合わせて変更している。1991年にはグラデーションのデザインを取り入れ、1996年には上下の横ラインを斜めに変え、躍動感を演出。2003年にはブルガリアの持つ「本物」「正統」「自然」なイメージを表現するため、楕円形を採用した。
新パッケージは、ピュアなヨーグルトのイメージが伝わりやすい左右対称の白い正円で、ヨーグルトを食べて腸から全身へ健康が浸透していくイメージをグラデーションで表現した。シンプルかつ存在感のあるデザインで店頭での視認性が高まっている。
WEB 動画や販促物でプレーンヨーグルトの進化を訴求
新しくなった「明治ブルガリアヨーグルト」の認知を広げるため、「プレーンヨーグルトって進化できるんだ!」というキャッチコピーで、WEB動画や店頭販促物などを用意して「明治ブルガリアヨーグルト」が進化したことを訴求する。それに合わせてマネキンを使った試食なども計画している。
ここ数年はヨーグルト市場が停滞しており、プレーンヨーグルトも踊り場に達している。市場を活性化するためにも話題となるニュースを提供し盛り上げていく。
「50周年はゴールではなく、新しいスタートだと考え、これからも新しいことに取り組んで、プレーンヨーグルトの市場活性化につなげていきます」(発酵マーケティング部 ヨーグルトG 田中 陽氏)と話している。
パッケージと中身のリニューアルを第一弾として、秋以降には50周年を記念したプロモーションを計画している。年間を通して「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドの露出を図っていく考えだ。