注目のキーワード
  • x
  • facebook
  • rss

NTTドコモ d Wi-Fiデータ分析・活用で店舗の来店促進・売上拡大の課題を解決

2025/02/25 09:00
Pocket

小売業の店舗経営においては、顧客の来店頻度を高め、売上向上を図るためにデータ分析で来店顧客の顧客解像度を高め、マーケティング施策を効果的に実行することが求められている。しかし、来店顧客の行動や特性を的確に捉えられないという課題を抱えている小売業も少なくない。NTTドコモでは、そうした課題を解決するために、小売業の店舗にd Wi-Fiを設置し、Wi-Fiスポット接続データから得られる顧客の位置情報や行動履歴などのデータを分析することで効果的なマーケティング・プロモーション施策の展開を支援する位置情報サービスの小売業への導入展開を本格化している。1

※1:d Wi-Fiを活用するマーケティングで利用されるユーザーの情報は、「パーソナルデータの取扱いに関する同意事項」に定める位置情報を含むお客さまのパーソナルデータの第三者提供について同意頂いているものに限られます。

d Wi-Fiの契約数3000万人突破、店舗のWi-Fiスポットも拡大

 ドコモが無料でユーザーに提供しているdポイントクラブ会員向け公衆Wi-Fiサービスd Wi-Fiの契約数は、2024年12月に3000万件を突破。d Wi-Fiはドコモのサービスだが、ドコモユーザーが利用するだけでなく、ドコモ以外のユーザーでもdポイントクラブの会員であれば2無料で利用できる。

※2:「dアカウント発行」「dポイントクラブ入会」「dポイントカード利用登録」が必要です。

 d Wi-Fiを利用できるWi-Fiスポットは、全国のカフェやコンビニ、ファーストフード店から、多くの人が集まるショッピングセンターやホームセンター、ドラッグストアなど、さまざまな小売業態まで拡大している。無料でかつ、利用回数や利用時間の制限がなく、利便性が高いサービスとして、Wi-Fiスポットが設置されている店舗・場所では、動画や音楽などのエンターテインメントを楽しむなど、さまざまなシーンで利用者が増え、顧客体験価値を高めている。

店舗のd Wi-Fiで顧客属性を分析、マーケティング施策の効果を最大化 

 ドコモでは、店舗にWi-Fiスポットを設置して、d Wi-Fi利用者の接続情報から得られるデータを分析することで、店舗集客・売上向上のためのマーケティング施策をより効果的に行えるように支援するd Wi-Fiを活用した位置情報サービスの小売業への展開を本格化し、店舗の集客や売上拡大の課題を抱えている小売業への支援を強化している。

d Wi-Fiの接続情報のデータを分析することでマーケティング施策の効果を最大化することができる
d Wi-Fiの接続情報のデータを分析することでマーケティング施策の効果を最大化することができる

 小売業が店舗にd Wi-Fiを活用した位置情報サービスを導入するメリットのひとつは、店舗に設置されたアクセスポイントから、Wi-Fiネットワークを通じて利用者の広範囲な接続情報を高精度で取集・把握することができることだ。店舗におけるWi-Fiの利用・接続時間などの接続履歴、来店履歴、滞在時間、回遊行動、行動パターンなど、来店する顧客の豊富なデータの収集が可能になる点も大きなメリットとして挙げられる。

 従来、dポイント等のポイントサービスを導入している店舗では、来店客が商品を購入してdポイントカードを提示することで初めて来店の確認ができたが、非購入者やポイントカード未提示ユーザーの来店確認はできなかった。それが、d Wi-Fi設置店の場合には、「d Wi-Fi」利用者の接続情報からデータの収集が可能になるため、今まで来店確認ができなかった非購入者およびdポイントカード未提示ユーザーの来店行動も把握できるようになる。

 小売業はd Wi-Fiを活用することで、マーケティング施策のターゲティング顧客数を増やせる。来店客の属性分析を行うことで、広告配信やキャンペーンによる来店誘導や新規顧客の獲得を効果的に行うことができる。さらに、位置情報やdポイント・d払い利用者情報を保有するドコモのデータ基盤と突合することで、より精度の高いターゲティング施策の展開ができるようになり、マーケティング施策の効果検証に役立てられる。

+1
1 2
© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態