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店舗の最適な棚割りを実現してお客様ロイヤリティを創造する5つのポイント

2025/02/18 12:00
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ダンハンビーメインイメージ

「dunnhumbyって、あの本の会社でしょ?」

 いろいろな方とお話をしていると、このような質問を受ける機会が多くあります。「あの本」とは、2007年に出版された英国スーパー最大大手であるTescoのロイヤリティプログラムとその戦略について書かれた書籍であり、中にはdunnhumbyの分析によって会員一人ひとりに個別化されるクーポンの手法が解説されています。翻訳版の発売も追い風となり、日本でも多くの人々が手に取ってくださったことに心地よい衝撃を受ける一方、dunnhumbyが今でも2007年時点の「クーポン」だけをやっている会社だと思っている人の多さに、ちょっと寂しい気持ちを覚えています。

 時が過ぎ時代がかわり、世界情勢は揺れ動き、経済、環境、テクノロジーなど、あらゆる分野でわれわれは大きな変化の渦中にあります。今でも、個別化クーポンはdunnhumbyが最も得意とする分野であることには間違いありませんが、私たちもまた、あれから今まで、グローバルでそして日本で、カスタマーデータサインエスの荒野を切り開きすそ野を広げてまいりました。

dunnhumbyの現在地
dunnhumbyの現在地

 申し遅れましたが、私、dunnhumby Japanのマネージングディレクターをつとめますアレックスと申します。今回は私がナビゲーターとしてみなさまをdunnhumbyのカスタマーデータサイエンスの世界にご案内いたします。

アレックス・シャベルニコヴ
dunnhumby Japan マネージングディレクター アレックス・シャベルニコヴ

 dunnhumbyが1989年の創業以来、戦略と成長の核として貫いてきたテーマである「カスタマーファースト」と「ロイヤリティ」。この理念が、日本および世界中の小売企業やCPGメーカーにとって、変化を生き抜き『選択肢の時代』に対応しながら価値を提供するうえで、どのように役立ってきたのか。本連載では、その支援の方法を深掘りしていきます。

dunnhumbyのパーパスとミッション

 世界中の小売企業とブランドがさらにカスタマーファーストとなり、「小売企業とブランド両方のお客様の生活向上を支援すること」-これがdunnhumbyの掲げるパーパスです。そのパーパスを体現するために、私たちはお客様中心の戦略と個別化で道を切り開き、日本の消費者が適切なタイミングと場所で買物できる環境構築を推進しています。それにより、より充実した生活を実現し、日本中のお客様に豊かさを提供できると信じています。

dunnhumbyのこれまでの歩み
dunnhumbyのこれまでの歩み

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