「オンライン臨店」により現場主体の改善活動を促す!コロナ禍における「売場ウォッチ」導入のメリットとは
eコマースが隆盛している昨今においても、生活者の身近な食品購入チャネルである食品スーパーにとって「売場」を起点とした来店客とのコミュニケーションの重要性が高まっている。加えて、店頭では新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、人員不足を要因とした生産性向上や新しい生活様式への対応に迫られている。こうした現場スタッフの安全確保とともに来店客との接点である「売場」を魅力的に保つために注目されつつあるのがオンラインによる臨店サポートだ。ネクスウェイは臨店業務をより効率的にサポートするため、売場情報を画像で一覧化する「売場ウォッチ」を大幅リニューアルした。
売場情報を視覚的に共有することで
臨店者と現場スタッフのモチベーションが向上!
TISインテックグループのネクスウェイは、2020年7月から9月にかけて、複数の食品スーパー企業とともにオンライン上から売場を確認する効果検証を実施した。そのねらいは、コロナ禍においても密を避けながら魅力的な売場を継続的に実現するソリューションを提供するためである。
その結果を踏まえ、売場情報を画像で一覧化できるクラウドカメラサービス「売場ウォッチ」をコロナ禍でも臨店業務をより効果的に支援する機能を追加したオンライン臨店サービスとしてリニューアルし、2020年12月よりサービス提供を開始した
果たして「売場ウォッチ」によるのオンライン臨店の効果検証では、どのような成果が確認できたのだろうか。
最も注目すべき結果として、発注量の修正や報告用の写真撮影といった、売場確認を目的とする従来の臨店は「売場ウォッチ」で代替することが可能であり、最終的には臨店者の業務時間を1週間あたり10時間程度捻出できることが判明したのである。
加えて、店長や部門チーフといった現場スタッフは、これまで把握できていなかった他店の売場状況を「売場ウォッチ」上で視認することで、自店の問題点を見つけることが容易になり、自主的な改善活動を検討することができるようになった。
「売場ウォッチ」による臨店をサポートするため、ネクスウェイがリニューアルしたポイントは次の通りだ。
まず、指導や確認、情報の引き継ぎに必要なコミュニケーション機能として「画像へのペイント」や「コメント」「通知」の機能を搭載し、従来リアルで行っていた臨店業務に即した機能をオンライン上からも実現できるよう新しく実装させたことだ。これにより、オンラインでも臨店者と現場スタッフの密な連携を実現できる。
そして、他店舗との売場情報を視覚的に比較できるようにした。これにより、店舗毎の改善点を明確に把握することが可能になるとともに、週次毎にまとめていた報告資料用の写真撮影時間を大幅に削減できるようになった。また、写真データの蓄積により、時系列に売場の状態を追うことができるため、指導内容や対策案について現場スタッフの納得感が向上するという効果も報告されている。
臨店に携わるバイヤーやスーパーバイザー、エリアマネジャーにとっては、臨店業務の一部を「売場ウォッチ」に代替することで生産性を高めることができる。さらにこれまで断片的あるいは売上の情報でしか把握できなかった店頭の状態をオンライン上で視覚的かつ効果的に収集し、現場と密に共有することで、より臨店者・現場スタッフ共に建設的なコミュニケーションを促すことも可能になる。
ネクスウェイは、今後も臨店者・現場スタッフ共にモチベーションを高め、生産性の高い働き方の実現をサポートしていく。また、今後は必要なデータの自動連携や取得した画像の活用を積極的に進めていく考え。同社はオンライン臨店サービスとして現場の業務に即した機能を継続的に開発するためのモニター企業を募集している。2020年12月末までに3社ほど、協力企業を募集する方針だ。
▼「売場ウォッチ」の詳細や協力企業の募集については下記URLをクリック▼
http://www.nexway.co.jp/4103/service/uribawatch/
【本件に関するお問合わせ先】
株式会社ネクスウェイ 販売支援事業部 丸尾
TEL:0120-341-890(平日9:00~12:00/13:00~18:00)
E-mail:clp@nexway.co.jp