ビックカメラがMonoxerを導入 店舗販売員の家電製品アドバイザー資格取得率を向上

2025/07/09 09:00

デジタル家電や生活家電をはじめとした、人々の生活に密着した商品を取り扱う株式会社ビックカメラは、創業以来“お客様喜ばせ業”や“より豊かな生活を提案する、進化し続ける”こだわり”の専門店の集合体”を掲げ、商品に関わる高い専門知識を持った販売員の育成に力を注いできました。販売員の資格取得学習支援として記憶の定着に特化した学習ツール「Monoxer(モノグサ)」を導入し、さらに活用の幅を広げ続けるーー貴重な事例を伺いました。(本記事は、2025年3月6日取材時の内容になります。)

ビックカメラがMonoxerを導入 店舗販売員の家電製品アドバイザー資格取得率を向上
人事部 人財開発チーム 課長職 稲田 晋 氏

Monoxer活用シーン

  • 推進部署:人事部 人財開発チーム
  • 学習者属性:店舗販売員
  • 学習者数:330名
  • 活用シーン:家電製品アドバイザー試験の資格取得支援
  • Monoxer導入年度:2024年

【導入背景】専門知識を備えた販売員の育成において、家電製品アドバイザーの資格取得は重要な位置付けであった

ーー稲田様が所属する人事部のミッションや目標を教えてください。

 弊社ではMonoxer導入以前から販売員の資格取得のための学習支援を行い、家電製品アドバイザー資格の取得を後押しする環境を整えることに力を注いできました。人事部としては、一人でも多くの販売員が、家電製品アドバイザーの資格を取得することを重要なミッションとして捉えています。

ーー会社が家電製品アドバイザーの資格取得を推奨する理由と、資格が社内でどのような位置付けにあるのかを教えてください。

 公的資格を所持しているというのは、専門知識を身につけているという裏付けになります。もちろん、専門知識があるだけで良い接客ができる販売員になれるかというと、決してそうではありません。しかし、お客様への商品販売・接客の土台となるのは家電に関わる基礎知識となるため、その知識を得るために資格学習に励むのは大切なことです。

 また、販売員が公的資格を所持していることは、弊社の企業理念にもある「より豊かな生活を提案する、 進化し続ける“こだわり”の専門店の集合体を追求する」ための専門人財の育成という点でも、非常に重要であると考えております。

【Monoxer選定理由】隙間時間に何度も問題を解くことが試験合格の必勝法と確信

ーー実際にMonoxerに触れてみて、どのような印象・魅力を感じましたか?

 実際にアプリを触ってみて抱いたのは「昔使っていた単語帳」のような感覚でした。まさにそのような隙間時間に学習を進められるアプリを探していたので、弊社にピッタリだと思いました。

ーーなぜ、隙間時間にできるアプリを探していたのでしょうか。

 実は以前、家電製品アドバイザーの試験後に、合格した方と合格できなかった方双方100人を対象としたアンケートをとっていたんです。

 そこで、残念ながら不合格だった方へ「不合格の要因は何ですか?」と伺うと「平日は仕事で疲れていて、休みの日もなかなか時間が取れなかった」という声が非常に多く「通勤時間や休憩時間などのちょっとした時間に手軽に学習できるツールがほしい」という意見が多数寄せられたのです。

 一方で、合格者の方へ「必勝法はありますか?」と伺ったところ、ほとんど全ての方が「問題集で同じ問題をひたすら解く」と書いていたのです。そこから「隙間時間で繰り返し問題を解いて学習できる、そんな単語帳のようなアプリはないか」という着想を得ていました。

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