「SAS Viya」の新戦略 4つの柱でDXを強力サポート

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「SAS Viya」の新戦略 4つの柱でDXを強力サポート

アナリティクス・ソフトウェアおよびサービスによる企業経営の課題解決支援をサポートするSAS Institute Japan(東京都/堀田徹哉社長、以下 SAS)は、同社の主力製品であるアナリティクスプラットフォーム「SAS Viya」に関しての戦略を発表。「ビジネス課題解決へのフォーカス」「運用管理の効率化と柔軟性」「意思決定の信頼性と説明責任」「すべての人々にアナリティクスを」という4つの柱を据え、「SAS Viya」の活用を促していく考えだ。

クラウド戦略ではマイクロソフトに加えて
Amazon Web ServiceとGoogle Cloudに対応

冒頭で「多くの企業は少数のユースケースから小さな成果を得ることにとどまっており、組織全体にアナリティクスを浸透させることができずにいる」とソリューション統括本部 クラウドアナリティクス統括部 エンタープライズ・アナリティクス・プラットフォーム・グループ部長兼クラウドソリューショングループ部長の小林泉氏は現状を分析した。

「ビジネス課題解決へのフォーカス」を実現するにあたって、「SAS Viya」はコンポジットAIを搭載、SASの実証済みのアルゴリズムおよび最新のオープンソフトウェア(OSS)を組み合わせることで課題に最適なモデルを構築できるという。SAS独自のModelOpsの標準化と自動化のノウハウのより、データサイエンティストとIT部門がコラボレーションしやすい環境づくりも課題解決をサポートする。

アナリティクスの「運用管理の効率化と柔軟性」については、クラウド・ネイティブの拡張を強化している。まず、2020年6月にはマイクロソフトとパートナーシップを締結し、Microsoft AzureがSAS Cloudの非排他的な優先クラウドプロバイダとなった。たとえば、SASのアナリティクスメニューをマイクロソフトのAzureやDynamics365、Microsoft365、Power Platformなどとの統合を推進する。そして今年5月にはAmazon Web ServiceとGoogle Cloudにクラウド・ネイティブのサポートを拡大。今年後半にはRed Hat OpenShiftも追加される予定だ。

クラウド・ネイティブ

 「意思決定の信頼性と説明責任」に関しては、AI活用に潜在しているバイアスを避けるため、「責任あるAI」対応に注力。アナリティクス・ライフサイクル全体に対するガバナンスを確保する。また、「すべての人々にアナリティクスを」については、“AIの民主化”の実現に向けてスキルと役割に応じた機能およびユーザーインタフェースとコラボレーションプラットフォームを用意し、AIおよびアナリティクス技術とデータサイエンティストの知を組織全体での活用を促す。

COVID-19にも迅速対応
高度なアナリティクス活用を促進

流通業界では過去に例がないCOVID-19への対応策として、需要予測を取り入れることに注目が集まりつつあるが、SASは、2020年3月中旬に世界保健機構がCOVID-19のパンデミックを宣言した後、いち早くCOVID-19 Data analytics Resource Hubを開設。流通業界がCOVID-19のパンデミックに立ち向かうためのサポートに注力してきた。

SASによると、小売企業はCOVID-19の感染拡大による “変容する需要パターン”を迅速に予測しようと努力するにつれて、プロセスを自動化し、高度なアナリティクスを活用することが必要になるという。COVID-19のような予測不能なパンデミックに対しては、複数の国や地域で異なるタイミングで拡散しているため、先行するパンデミック・ステージ群から多様なパターンを発見し、それらのステージを経験していない市場における需要を予測することができるという。

今回紹介するレポートでは、海外の大手グローバル消費財企業と地域に密着するオンライン小売企業の製品・商品の需要パターンの短期的変遷を予測する取り組みを掲載している。両企業がCOVID-19のパンデミックにおける「対応」「回復」「再創造」の3つのステージを、いかに乗り越えたのかわかりやすく説明している。COVID-19沈静化後も、消費者のデジタルシフトは止まらない。是非ともレポートをご覧いただき、消費者のニーズを満たすきっかけにしていただきたい。

レポートに含まれるコンテンツ

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小売企業とそのサプライヤー企業に対するCOVID-19のインパクト

  • 高度なアナリティクスと予測モデリングによって生まれる新たなチャンス

SAS、COVID-19 Data Analytics Resource Hubを開設

COVID-19に起因する市場変化への迅速なデマンド・レスポンスを実現可能にする

  • グローバル消費財企業: 高精度な販売計画と生産計画の作成
  • SAS® ソリューションのプロトタイプを迅速に実現
  • このアプローチを選ぶ理由
  • SAS® テクノロジーの運用効果
  • 欧州のオンライン食品・日用品スーパー企業: 需要感知・反応モデルの実現
  • 新たなデータと高度なアナリティクス機能への投資
  • SASのアプローチ: 短期的な需要感知のための機能群の実現
  • 過去の販売データの分析
  • 予測プロセスを将来計画プロセスへと進化させる
  • SAS® のモデルのパフォーマンスの評価と改善
  • 現実世界での成果の実現

    レポートのダウンロードはこちらから

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