HIDランプやオートリフター(電動昇降装置)が天井に付いていたら、要注意!

2025/07/15 09:00

オートリフターへのLED照明器具の取り付けはNG

 オートリフターは、照明器具の使用期間(10年目安)中にランプ交換などが必要になるHIDランプの保守メンテナンス用途に設計されたもの。LED照明器具との組み合わせでの安全性は確認されていない。

 HIDランプと比較し、LED照明は本体重量が重くなっている。オートリフターに無理に取り付けた場合には、重量過多や重量バランスの乱れによる滑車の割れ、本体の落下、ワイヤの乱巻き・よじれなどを誘発する可能性が高い。また、照明装置のランプ回路、接点の不具合や電流の間違い、さらに、LEDは照射面への熱は少量であるが、背面に放熱していることから、想定以上の熱の影響による落下の恐れもある。

 このようなことから、オートリフターにLED照明を無理に設置した場合は、製造事業者は、その責任を負うことができない。LED照明へのリニューアルは、既存のオートリフターを撤去した上で、LEDへの器具ごとの交換が不可欠となっている。

オートリフターはHIDランプ専用の設計で、LED照明の取り付けはNG!

LED化に関する相談窓口を用意

 LED照明へのリニューアルのメリットは、第一に「省エネ・電気代削減」である。HIDランプに比べ約7割の節電が可能で、コストダウンを図れる。また、企業の環境負荷の低減につながる。次に、長寿命光源であるLEDは、メンテナンスの手間も大幅に軽減し、ランニングコストも抑えることができる。その他、色の再現性を高めることや調光機能で、さらなる省エネ化も実現できるなど、LED照明へのリニューアル効果は高い。

 パナソニックでは、既存のマルチハロゲン灯Lタイプの400形と比較して、約70%以上の節電を実現するLED高天井用照明器具「DNシリーズ」の〈高機能型〉や〈普及型〉、さらに従来のHIDランプと比べて大幅な省エネを実現できる埋込型のLED高天井用ダウンライト〈2000形〉や〈1500形〉など多彩な商品を取り揃えている。

 また、オートリフターには、さまざまなタイプがあり、とくに天井に埋め込まれているダウンライトタイプは、リフターの有無の判別が難しく、迷う場合がある。

 パナソニックでは設置されている照明器具の判別からリニューアルに最適なLED照明器具の選定のための窓口を用意し、施設の安全で快適な照明空間の提案および実現をバックアップしている。

お問い合わせ先

既存器具の判別が難しく迷う場合などお気軽にご相談ください!

オートリフターに関する相談窓口
TEL:0120-878-796

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