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ピースデリが促す、イトーヨーカ堂「総菜改革戦略」を徹底解説

イトーヨーカ堂は2024年5月、総菜の新たなブランド「YORK DELI(ヨーク・デリ)」を立ち上げた。同ブランドを軸とし、同社は25年度に総菜の売上高構成比を15%へ引き上げることをめざす。イトーヨーカ堂の総菜改革はどのように実現されていくのか。そして、そこでピースデリが担う役割とは。

圧倒的な差別化で「総菜で選ばれる店」に

 「品揃え・品質・オリジナリティによって圧倒的な差別化を図る」──。イトーヨーカ堂の山本哲也社長は今年5月、ヨーク・デリ立ち上げを発表する記者会見で、こう力を込めた。

 ヨーク・デリという新たな総菜ブランドを立ち上げたねらいは、「イトーヨーカドー」で販売する総菜の認知度と品質向上を図り、商品価値をより強く訴求することにある。「総菜の市場が拡大するなかで、イトーヨーカ堂としても『総菜で支持される店』をめざさなければならない」(広報担当者)という、ある種の危機感も背景にあった。

イトーヨーカ堂はピースデリのインフラを活用しつつ、総菜の新ブランド「ヨーク・デリ」のアイテム拡充を進める

 同社はブランドを確立するための施策として、まずは

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