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ヤオコー、アクシアル、バロー…主要SM3 月期中間決算&下期戦略

3月期決算の食品スーパー(SM)の中間決算が出揃った。長引くインフレをはじめ経営環境は決して良好とは言えないなか、主要5社の業績は売上・利益ともに総じて好調を示している。各社は既存店改装や商品政策(MD)の再構築、販促の見直しなどを積極的に進め、さらなる競争力アップを図っている。

ヤオコー
幅広い客層を取り込み1㎞商圏シェアを拡大

 ヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)の2024年3月期の上期決算(連結)は、営業収益が対前年同期比9.0%増の3049億円、営業利益が同21.8%増の194億円だった。営業利益以下の各段階利益も同20%増以上の大幅増益となっている。

ヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)の2024年3月期の上期決算(連結)は、営業収益が対前年同期比9.0%増の3049 億円、営業利益が同21.8%増の194億円だった。

 好業績の主要因は、既存店の好調だ。上期累計の既存店売上高は同7%増(ヤオコー単体)。物価高を背景に客単価が同3.9%と伸びたことに加えて、客数も同2.9%増と高水準で推移。上期は客数で苦戦したチェーンが目立ったなかで強さを見せつけた。これにより、営業総利益が同8.7%増と大きく伸長、販売費および一般管理費の上昇(同5.3%増)の伸びを上回り、全体の利益を押し上げたかたちだ。

 ヤオコーは24年3月期において、消費の二極化に対応すべく、豊かな食生活を提案する「ミールソリューション」と、価格志向のお客に対応する「価格コンシャス」の2軸による販売戦略を推進している。

 ミールソリューションでは豊洲市場直送の旬魚を売り込む「豊洲祭り」や「北海道フェア」などの販売企画を、価格コンシャスでは月替わり販促の「厳選100品」やチラシ販促、各種企画と連動したカテゴリー割引を強化。ヤングファミリーやシニア、こだわり商品を求めるリッチミドルなど幅広い客層のニーズを満たし、目標として掲げる1km商圏シェア(会員売上÷食料等消費支出で算出)は19.9%に達している。

サミット
改装が奏功し増収増益 営業収益は過去最高に

 サミット(東京都/服部哲也社長)の24年3月期上期決算は、営業収益が対前年同期比7.8%増の1713億円、営業利益が同10.5%増の32億円と増収・営業増益だった。営業収益は同社の中間決算としては過去最高を記録した。増収の要因について服部社長は「築年数の経った既存店4店舗の改装により、同業他社に流れていたお客さまを取り戻すことができた」と説明した。

 部門別売上高を見てみると、生鮮3部門が

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