セブン&アイ・ホールディングスは16日、傘下の総合スーパー大手イトーヨーカ堂(東京)と首都圏地盤の食品スーパーのヨーク(同)を9月1日に合併すると発表した。不振のスーパー事業再建に向け、商品開発などの機能を集約して固定費を圧縮するのが狙い。
存続会社はヨーカ堂で、「イトーヨーカドー」などそれぞれの屋号は変わらない。ヨーカ堂は今後3年で30店超を閉鎖し、首都圏中心の93店体制にする計画。ヨークは東京、埼玉、千葉、神奈川の各都県に「ヨークマート」など計103店を展開している。
今後は、高級スーパー「ザ・ガーデン自由が丘」を展開する傘下のシェルガーデン(同)の統合も進める。グループのスーパーには、東北・関東の5県を地盤とするヨークベニマル(福島県郡山市)もある。