百貨店のお歳暮商戦が始まった。日本橋三越本店(東京都中央区)は30日、7階にギフトセンターを設け、決起セレモニーを開催。法被姿の社員ら約30人が売り上げ拡大に向けて「エイエイオー」と気勢を上げた。
お歳暮離れが進む中、各社が掘り起こしを狙うのは自分への「ご褒美」需要。同店はビールや缶詰といった定番ギフトのほか、家族や友人と自宅で楽しめる豪華な海鮮チゲ鍋(1万800円)、近江牛のすき焼き(6480円)などを用意した。
そごう・西武は希少性の高い栗を使ったモンブラン(1万1340円)を提供。大丸松坂屋百貨店はカタログ「GOHOUBI(ごほうび)」の掲載点数を拡大、人気店のバターサンドなどで顧客の取り込みを図る。