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総菜好調、ベーカリーも売上回復!絶好調原信・ナルスが着目したコロナ禍の4つの変化とは

食品MD680

アクシアル リテイリング(新潟県/原和彦社長)傘下の食品スーパー(SM)、原信(同)とナルス(新潟県/森山仁社長)は、2013年4月以降、「おいしさ力を究める」を商品政策(MD)の基本コンセプトとして、調達・製造・販売の各プロセスで「商品力」を磨きあげてきた。今後はコロナ禍で変化した消費者の購買行動を注視しながら、自社独自のおいしい商品の開発を継続する。

おいしさを追求した本格メニューが好調

原信ナルスオペレーションサービス取締役執行役員商品本部長の中川学氏

 20年度、原信・ナルスでは、コロナ禍で外食を控える傾向が強まり、家庭で専門店レベルのメニューが食べたいというニーズが高まったことから、「『おいしく』仕入れ、『おいしく』作り、『おいしさ』を伝える」をコンセプトに、本格的なおいしさを追求した「おいしいわけ」シリーズが好調だ。月間で設定されている重点販売商品を中心に、「おいしさ」をさらに磨くとともに、商品の魅力が消費者により伝わるようネーミングやパッケージにも工夫を凝らしている。

 20年6月に発売した「旨さ包む! パリッと本格春巻」は、20年度の代表的なヒット商品となっている。中華料理店のような本格的な味を追求し、野菜や豚肉などの素材の旨味を十分に引き立たせたたっぷりの具材とパリパリとした皮の食感が特徴だ。

20年度の代表的なヒット商品「旨さ包む!パリッと本格春巻」

 同年10月には、アンガス牛を原料とする「凄い、肉感。肉弾ハンバーグ」を発売した。脂身の多い牛肉を赤身の多い牛肉で包み込んだ2層仕立てで食べ応えのある肉感とジューシーさを実現し、玉ねぎやニンジン、トマトなどの香味野菜と赤ワインに牛肉の旨味を加えたデミグラスソースが、そのおいしさをさらに引き立てる。単品での販売のほか、「肉弾ハンバーグ弁当」や、目玉焼きなどとセットにした「肉弾ハンバーグセット」など、消費者の多様なニーズに合わせて商品を展開し、売れ筋商品として定着した。

アンガスビーフを2層仕立てで重ね、特製のデミグラスソースを使用した「凄い、肉感。肉弾ハンバーグ」

魚総菜の売上は2ケタ伸長

 感染予防のための健康意識の高まりから、

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