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4兆円突破したホームセンター市場 首位カインズを追いかけ、寡占化が進む

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ホームセンター(HC)の2020年度の市場規模は、4兆2686億円と初めて4兆円を突破した。コロナ禍に伴う巣ごもり特需を追い風に、前年度から3000億円以上とかつてない伸び幅を記録し、市場規模は3年連続で過去最高を更新した。業界全体が活気づく中、大手企業によるM&A(合併・買収)も活発化している。この1年で上位企業のシェアはどう変化したのか。

企業数は減少も市場規模は拡大中

 『ダイヤモンド・ホームセンター』誌2021年8月15日号によると、20年度のHCの市場規模は4兆2686億円と前年度に続いて過去最高を更新した。コロナ禍に伴うテレワーク関連需要、DIY(日曜大工)人気の高まりによりHC企業の業績は好調に推移している。これにより、20年度のHC市場は19年度から3149億円とかつてない伸び幅を記録し、初めて4兆円を突破した。なお、国内総店舗数は前年度から40店舗増加し、4852店舗となった。

 対照的に、HCを運営する企業は減少し続けている。20年度の企業数は、廃業や経営統合などがあった影響で、前年度から6社減少の134社と過去最少を更新した。

 HC業界では再編機運が高まっており、シェア上位企業の顔ぶれも変化している。

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