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飲食店の倒産、2020年は過去最多 コロナ響く=帝国データ

東京・新橋の繁華街
12月6日 帝国データバンクは飲食店の年間倒産件数が2020年は過去最多の780件だったと発表した。営業時間の短縮や客の減少など、新型コロナウイルス感染拡大が響いた。写真は1月4日、東京・新橋で撮影(2021年 時事通信)

[東京 6日 ロイター] – 帝国データバンクは6日、飲食店の年間倒産件数が2020年は過去最多の780件だったと発表した。営業時間の短縮や客の減少など、新型コロナウイルス感染拡大が響いた。

業態別では酒場・ビヤホールが189件と最多。中華・東洋料理店が105件、西洋料理店が100件と続いた。集計の対象は負債額1000万円以上で、法的整理をした飲食店。これまでは19年の732件が最多だった。

昨年は、人手不足などで経費が上昇していたところへコロナの感染が拡大。4月から5月にかけて政府の緊急事態宣言が出るなどし、営業自粛や営業時間の短縮を迫られた。外出自粛も呼びかけられ、客数の落ち込む店が多かった。

政府は7日に緊急事態宣言を再発出する方向で準備を進めている。今回は首都圏1都3県が対象で、飲食店に午後8時までの時短営業などを要請する。