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第16回 マスアイテムが客数を増やす

スーパーマーケット再創造

1店1日300個以上売れる品目が自社にあるか

 スーパーマーケット(SM)は毎回異なる商品を特売にかけることがお客を引き寄せる方法だと考えがちだ。しかしお客の立場からいえば、頻繁に購入する必需品こそ、いつでも同じ低価格で提供してくれるほうがありがたい。前回の連載で述べたEDLP(エブリデー・ロープライス)販売である。

 その必需品は、どのSMでも同じ品目だ。企業によって扱うブランドや仕入れ先が異なってもお客の用途は同じであり、SKUは違っても同じ品目なのである。そして、それらは客層が広く、購買頻度が高いベーシック商品だ。

 日本リテイリングセンターでは会員企業各社の販売数量の多い品目を定期的に調査している。その結果、SMの大量販売品にリストアップされる多くの品目は各社で共通している。企業によって異なるのは、

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