メニュー

【ファストリ】9~5月期の営業利益は23.9%増の1806億円

 ファーストリテイリングが発表した2016年9月?17年5月期の連結業績(国際会計基準)は、売上高に当たる売上収益が前年同期比3.0%増の1兆4779億円、営業利益が23.9%増の1806億円だった。国内ユニクロ事業は営業減益だったが、中国・韓国や東南アジアを中心に海外ユニクロ事業が好調で、増益に貢献した。為替差益133億円を計上したことなどから、純利益は69.1%増の1201億円となった。

 17年8月期通期の業績予想では、営業利益1750億円(前期比37.5%増)、純利益1000億円(約2倍)を見込んでおり、第3四半期累計ですでにこの予想を上回ったが、為替動向が不透明なことや6~8月期で減損損失の計上を予定していることから、予想を据え置いた。

 セグメント別業績を見ると、国内ユニクロ事業は既存店売上高がプラスを維持したものの、円安進行による原価率のアップや物流費、人件費などの負担増で営業利益は0.6%減の926億円となった。海外ユニクロ事業の営業利益は61.3%増の681億円と大きく伸びた。ジーユーなどグローバルブランド事業はヒット商品が出ず、営業利益は17.0%減の191億円だった。