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【三越伊勢丹】 三越日本橋本店を大幅改装、18年春第1期開業

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)傘下の三越伊勢丹は、基幹3店舗の一つである三越日本橋本店(東京都中央区)の大規模改装に着手する。2017年から順次、改装工事を進め、18年春に第1期グランドオープンを行う予定。

 伊勢丹新宿本店、三越銀座店と並ぶ基幹店に位置づけられる同店は、本館と新館を合わせて店舗面積は6万2580平方メートル。第1期工事では本館1?3階と新館1?2階を改装する。同店では14年に「カルチャーリゾート百貨店」のストアコンセプトを掲げ、文化に重点を置いた店づくりを行っている。改装により新館に現代アートのギャラリーを複数設置、本館6階にある5つのギャラリーを含めると店舗全体でギャラリーは10ヵ所に増える。

 「食文化」「服装文化」「住文化」「あそび文化」の4つの切り口でフロア構成を見直し、従来に比べて衣料品の売り場面積を減らす一方、美術・宝飾・呉服・スポーツなどの面積を増やす計画。

 三越日本橋本店は5月20日に重要文化財の指定を受けた。今回の改装に当たっては、新国立競技場の設計者に選ばれた建築家の隈研吾氏が環境デザインを担当する。