ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の7月の売上高は、既存店ベースで前年同月比5.5%増だった。5~6月の2ケタ増と比べると伸び率は落ちたが、機能性肌着「エアリズム」など夏物が好調で増収を確保した。単価の低い商品が売れたため客単価は5.2%のマイナスだったが、客数が11.3%伸びた。
その他の衣料専門店では、セレクトショップ大手ユナイテッドアローズの7月の既存店売上高が4.7%減(ネット通販を除く)で9ヵ月ぶりのマイナス、しまむらの「ファッションセンターしまむら」は1.2%減で2ヵ月ぶりのマイナス、婦人服SPA(製造小売り)のポイントは7.3%減で3ヵ月ぶりのマイナスといずれも前年実績を下回った。多くの商業施設などで6月末に夏物セールを前倒しした影響が出た。