ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の4月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.0%減と3ヵ月ぶりに前年実績を下回った。
3月は中旬以降の気温上昇で春物商品がよく売れ、既存店売上高が23.1%増と大きく伸びたが、その反動が出た。キャンペーンセールの実施で客数は3.7%増を確保したが、客単価が6.5%下落した。下旬から気温が低下し、夏物商品の動きが悪かったことも響いた。
その他のカジュアル衣料専門店では、しまむらの「ファッションセンターしまむら」は既存店売上高が1.8%増で2ヵ月連続のプラス。夏物は不振だったが、肌着や寝具など実用品が堅調に推移した。
ライトオンは0.7%増で6ヵ月ぶりのプラスだった(しまむらとライトオンは20日締め)。
一方、ポイントは2.3%減で3ヵ月ぶりのマイナス、ハニーズは9.1%減で2ヵ月ぶりのマイナスとなった。