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【ヨーカ堂】直営農場「セブンファーム」、横須賀市に3ヵ所目

 イトーヨーカ堂は10月1日、農業事業会社「セブンファーム三浦」を神奈川県横須賀市に設立、3ヵ所目となる直営農場の運営をスタートさせる。

 セブンファーム三浦はヨーカ堂が7月に設立した農業事業の中核子会社「セブンファーム」が85%を出資、そのほか横浜市場センター(横浜市金沢区)が10%、長井有機農法研究会(横須賀市)が5%を出資する。横浜市場センターは清算業務と物流業務を請け負う。

 セブンファーム三浦の農地面積は約5ヘクタールで、長井有機農法研究会のメンバー生産者8人が大根、キャベツ、ブロッコリーなどの露地野菜を中心に8品目を生産、初年度は250トンの収穫を予定している。

 収穫した野菜は神奈川県内のヨーカ堂店舗で販売する。当初は4店舗で販売を始め、順次、県内の全31店舗に広げていく。

 店舗から回収した生ゴミは堆肥としてリサイクルし、セブンファーム三浦で利用する。ヨーカ堂はこれまで千葉県と茨城県で直営農場を開設、2013年2月末までに全国10ヵ所での直営農場展開と食品リサイクル網の構築を計画している。