週刊コンビニニュース ファミリーマート、デジタルサイネージを活用したメディア事業展開で新会社設立

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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1週間のコンビニエンスストア(CVS)に関するニュースをまとめた週刊コンビニニュース。ファミリーマートは伊藤忠商事と、店舗に設置するデジタルサイネージを活用したメディア事業の展開に向けた新会社を10月設立する。出資比率はファミリーマート70%、伊藤忠商事30%。全国で約1万6,600店舗を展開し、月間延べ4.5億人以上の利用者と接点を持てる、ファミリーマート店舗のメディアとしての価値に着目した。昨年9月から開始した実証実験で、期待する効果を確認できたこと、また広告や購買効果だけでなく、特殊詐欺防止を促すコンテンツなどを配信することで、防犯においても地域に貢献できると判断した。まずは2022年までに3,000店舗でデジタルサイネージを導入し、月間延べ8,200万人以上と接触可能なメディアを構築する予定(8月17日〜23日のニュースをまとめました)。

ファミリーマートの外観

セブン-イレブン
京王ストアとの提携第1号店オープン
沖縄県出店100店舗を突破

 セブン-イレブン・ジャパンは、今年4月に締結した京王ストアとのフランチャイズ化に関する業務提携契約に基づき、京王ストアが運営する駅売店・コンビニエンスストアをセブン-イレブン店舗に転換する。第1号店となるのは、8月25日にオープンする京王線調布駅中央改札口・「トリエ京王調布」改札階にある「京王ストアエクスプレス」を転換する。売場面積は71坪で、約4,000アイテムを品揃えし、公共料金などの収納代行を行うほか、セブン銀行ATMやマルチコピー機なども設置。2年ほどかけて約40店舗をセブン-イレブンのフランチャイズ店舗に転換する予定。

 また同社は、8月19日に沖縄県内への出店100店舗を突破した。「100店舗記念商品」として、定番商品で具材量を増やした“ご愛顧商品”や、地域で馴染みのあるメニュー、全国で人気のオリジナル商品など、計7品を8月20日から発売した。

ファミリーマート
「Afternoon Tea」監修のフラッペ

 ファミリーマートは8月21日、コーヒーマシンのミルクでつくる「FAMIMA CAFÉ 」のフラッペシリーズから、サザビーリーグの「Afternoon Tea」が監修した「アフタヌーンティー ロイヤルミルクティーフラッペ」(税込320円)を発売した。濃厚なミルク感が感じられるアイスと、氷の粒を最大限細かく砕いたかき氷を混ぜ合わせ、さらに紅茶風味のクッキーをトッピング。なめらかなミルクティー味のかき氷とクッキーの食感を楽しめる商品に仕上げた。

ローソン
<中部地区>「からみそラーメンふくろう」監修のまぜそば・おにぎり
<近畿地区>「べっぴん米糀」を使用した商品第2弾

 ローソンは、8月24日から中部地区の店舗で、愛知県の人気ラーメン店「からみそラーメンふくろう」監修の「からみそまぜそば」(税込550円)と「からみそチャーハンおにぎり」(同150円)を発売する。「からみそラーメンふくろう」は、2013年に名古屋市内に1号店を開店し、現在21店舗を展開する人気ラーメン店で、山形県のラーメンをベースにした「からみそラーメン」が看板メニュー。

 また同社は、8月24日から近畿2府4県の店舗で、京都市産業技術研究所と佐々木酒造が共同開発した「べっぴん米糀」を使用した、京都の有名店監修の第2弾となる商品を発売する。京都産米からつくられた「べっぴん米糀」は、素材の味を引き出すことができる自然な甘さが特長。第1弾の発売同様、今回発売する2品も売上の一部を「京都市はぐくみ未来応援事業」に寄付し、未来を支える子どもたちの支援に役立てられる。

  • 「お濃茶のティラミス」(マールブランシュ監修・税込360円)
  • 「珈琲のやわ大福」(小川珈琲監修・同145円)

ミニストップ
“新感覚”のフローズンスイーツ
「飲めちゃうデザート」第3弾

 ミニストップは8月17日、フローズンスイーツのオリジナル商品で第1弾となる「アイスケーキ ベルギーチョコレート」(税込194円)を発売した。フローズンスイーツは、ソフトクリーム・パフェ・ハロハロなどの店内加工スイーツやチルドスイーツに続き、昨年から強化している、解凍しないですぐ食べられる新感覚の商品。

 また同社は、「ソフトクリームの新たな価値提供」をテーマに開発した、新感覚の飲めちゃうデザート“グルグル”で、第3弾・4品目となる「飲むベルギーチョコバナナ」(税込397円)を8月20日に発売した。“グルグル”は、グルっと、クルっと「混ぜてから」手軽にワンハンドで飲めるソフトクリーム。