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「レバニラ」「ミントつまようじ」「猪木語録商品」で体感したベルクのすごさ!

「ペリカ」……ではなく「ベルク」に勤めるとある人からPBの差し入れが!

 先日、本連載でもここ最近よく登場する一番弟子・立川のの一(24才女性)が、「師匠、ペリカっていうスーパーご存知ですか?」と突然話しかけてきました。  

 「ペリカ?知らないなぁ…でもペリカって初めて聞く言葉じゃない気がするな…。ペリカ…ペリカ…‥。」と無言のまましばらく考えていたら、

 「あっ、ベルクでした!っていうかペリカってなんですか!(笑)」とのの一。どんな間違いだよ!  

 結論から言いますと、のの一の高校時代の同級生が「ベルク」で働きはじめ、勤務2年目にして”スーパー愛”が開花したとのこと。そして私、立川志ら乃がスーパー好きということを知り、ベルクのPB商品のいくつかを差し入れとして渡して欲しいと、のの一に頼んでくれたというのです。  

 ちなみに、商品はこんな感じのラインナップ。

ベルクに勤めるのの一の高校の同級生からいただいたPB商品

 それにしても、どのくらい前からでしょうか。いろんなメーカーがスーパーごとにPB商品を供給することがスタンダードになったのは。そしてベルクもその流れにしっかり乗っているんだなぁと、ありがたくいただきながら感慨にふけるのでした。

ベルクを電撃訪問!「レバニラ」と「つまようじ」のクオリティに驚愕

ついに到着!ベルク上尾春日店

 そして先日、その同級生の勤務先であるという「ベルク上尾春日店」に行ってきました。

 最寄駅はJR高崎線の「北上尾」。この駅名を見るとどうしても高田延彦にハイキックを食らっている場面の元横綱「北尾」の姿が頭に浮かびますが、そんなことはどうでもよくて、新宿から夕方の帰宅ラッシュ時の高崎線に揺られること約50分で北上尾に到着。地図で見たところ駅から店まで徒歩6~7分程度のようだったので歩いて向かいました。

 まずは、総菜コーナーで売られていた「厳選レバーを使ったレバニラ」というものが真っ先に目に留まりました。通常のレバニラも販売されていたので比較するため両方購入。驚いたことに、どちらの商品もレバー一つひとつがでかい! ほかのスーパーでここまでの大きさのレバーはなかなかお目にかかれません。

 そしてお味はというと…うまい! 先に”厳選”のほうを食べ「さすが厳選というだけのことはある!」と思ったあとに通常商品を口に運ぶと…「いやいや、これも厳選じゃないのか?」と疑ってしまうほどのうまさ。ここまで褒めちぎっておきながら写真がないのは、うますぎて写真を撮り忘れたから。それくらいうまいのです。薄めにカットしているレバニラも好きですが、これは定期的に”欲しくなる”一品でした。

 続いて精肉のコーナーを見ていると時折、「肉肉研究会」なるロゴが目に飛び込んで来ます。これはベルク社員によるユニット的なものなのか?などと思いを巡らせていると肉肉研究会の新商品として「ミントつまようじ」なるものが売られているのを発見。どうやら肉料理を食べた後に使うことで、リフレッシュできるというものだそうです。

肉肉研究会の「ミントつまようじ」

 実際に使ってみると…予想以上にミントに味がする&思った以上にその味が持続する! 仲良しの家族同士が大きめの公園でテントを張ってキャンプ&BBQを楽しんでいるとき、「これ知ってる?」みたいな感じでそっと出してみるには絶好の商品なのではないでしょうか。実用パーティーグッズみたいな立ち位置。念のためですが、私は屋外で食事をするのがとても苦手で、喜んでBBQをする人たちの気持ちは正直わからないので、上記コメントは妄想で書いてます。

”猪木語録”の総菜は買えず……。

 そしてしばらくすると、店内にアントニオ猪木の入場曲のアレンジバージョンが! 

 事前にベルクのHPをチェックしたとき、アントニオ猪木さんの語録をモチーフにした総菜商品を販売していることが書かれていたので、社長か誰かが猪木さんのファンなんだろうなぁとは思っていましたが、まさか曲が流れてくるとは。スーパーで「イノキボンバイエ!」を耳にすると、どこかの売場で急にタイムセールみたいなのが始まったのかとそわそわしました。

 しかし遅い時間の入店だったこともあり、イノキ語録総菜は売り切れててなんとも残念。「チャー州コノヤロー!!」欲しかったなあ!  

 ちなみに”猪木語録商品”は、アントニオ猪木氏の生誕80周年を記念し、同氏のライセンスを使用し開発した商品とのこと。詳しくはこちらをご参照ください。

 そうそう、ベルクのHPで猪木語録商品の案内と並んで気になったのが、「身だしなみ基準の緩和」というページ。たくさんのお客さんに来てもらうことももちろん大事ですが、従業員の確保も同じように大事。こういうことを外部に発表しているスーパーって他にないんじゃないのかしら。気になって調べてみたら、今年になってからドン・キホーテとかが同様の取り組みを始めており、それがメディアでも取り上げられていることを知りました。  

 若い従業員の確保はどこも大変。柔軟な対応が必なんだけど、「柔軟な対応」ってどこの団体でもできることじゃない。「柔軟」の質と量が問われるので、内部的に「やっている」と言っていても、外から見たら「そんなんじゃねぇよ」とツッこまれたら寂しい結果になってしまう。でも今後この動きはスタンダードになるのでしょう。  

 あと、ベルクのトップページには、「あたらしいベルクがはじまります。」の文言。これを目にして、ベルクのような有名スーパーとて、「生き残る」ことの難しさと危機感を抱いているのだなぁと。生き残るって本当に大変です。

ベルクをすぐそばにしても生き残る「ヤオヒロ」の底力に脱帽

 

立川志ら乃

1974年2月24日生まれ。98年3月、立川志らくへ入門。2012年12月に真打ち昇進。16年7月に「スーパーマーケットが好きである」ことを突如自覚。スーパーに関する創作落語に「グロサリー部門」「大豆なおしらせ」など。寄席やイベントなどのスケジュールは下記Twitter・ブログをご参照ください。

Twitter:@tatekawashirano

ブログ:https://ameblo.jp/st-blog/