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店内人時を低減できる製造体制への移行図る ライフの“こだわり”総菜戦略

首都圏と近畿圏で店舗を展開するライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長:以下、ライフ)は、「おいしさ」「鮮度感」「独自性」の追求を総菜開発の基本方針に掲げる。近畿圏においてはここ数年はプロセスセンター(PC)の活用域を広げながら生産性向上を図りつつ、他社と差別化した商品開発に注力する。今後は「健康」「地域対応」などが特徴のアイテムも増やしていく予定だ。

店舗スタッフも商品開発に参加

 ライフが全社的にめざしているのは「同質競争からの脱却」。価格に偏重した競争から離れ、食品スーパー(SM)が本来目を向けるべき商品の品質向上やサービスの向上に力を入れる。それによって、店舗から半径1㎞圏のシェア比率を高めることを基本方針とする。

 そうしたなかで同社は総菜を、即食・簡便商品として需要が拡大しており、かつ商勢圏で競争が激化するなかで、自社のオリジナリティを表現できる重要な部門に位置づけている。

ライフでは健康志向のプライベートブランド「ビオラル」をはじめ、見た目にも味にもこだわった商品づくりに力を入れる

 近畿圏惣菜部で部長を務める藏原進一氏は、自社の商品政策について

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