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ウォルマート、ドローンでの宅配実験を開始、ノースカロライナ州で

ウォルマートのドローンでの宅配実験の様子
自律飛行型ドローンを使って、店舗から食品や日用品を運ぶ

 米ウォルマートは9月9日、ベンチャー企業のフライトレックス(Flytrex)と共同でドローンによる宅配サービスの実験を始めたと発表した。ノースカロライナ州ファイエットビルにあるウォルマートの店舗から、食品や日用品を自律飛行型ドローンで運ぶ。

 フライトレックスは、クラウド上でドローンの運航管理をできる技術を持ち、オンデマンド型のドローン配送サービスを提供している。同社のウェブサイトによれば、同社が運用するドローンは6.6ポンド(約3キログラム)の荷物を3.5マイル(約5.6キロメートル)先まで配送できる。

 ウォルマート店舗の駐車場から専用の配送バッグに商品を積み込んで離陸したドローンは、顧客の自宅裏庭などで8フィート(約2.4メートル)の高さまで降下した後、荷物をつり下げ、顧客が受け取る。

 ウォルマートは自動車メーカー大手のフォード・モーターや自動運転技術ベンチャーのニューロ(Nuro)と共同で、自動運転車を使った宅配サービスの実験を続けている。また、ベンチャー企業のガティック(Gatik)とは、自動運転車による店舗間の商品配送の実験を行っている。