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上位10社でシェア8割!ドラッグストア市場規模&市場占有率2024

市場占有率1280

国内ドラッグストア(DgS)の市場規模は対前年度比5.6%増の9兆2022億円となり、初めて9兆円を突破した。上位10社による占有率は約80%。ウエルシアホールディングス(東京都:以下、ウエルシアHD)に続いて、ツルハホールディングス(北海道:以下、ツルハHD)、マツキヨココカラ&カンパニー(東京都:以下、マツキヨココカラ)が売上高1兆円を超えるなど上位集中が加速している。

ウエルシアHDがシェアトップを堅持

 DgS業界では、各社が積極的な出店を進めているほか、生鮮を含む食品を取り扱う食品強化型DgSが急成長中だ。また、近年は大手チェーンによるM&A(合併・買収)が活発化しており、上位企業のマーケットシェアが高まり続けている。

ウエルシアHDとツルハHDの経営統合が実現すれば、売上高2兆円規模の巨大グループが誕生することになる

 最大手のウエルシアHDの24年2月期連結売上高は1 兆2173億円。22年6月に完全子会社化したコクミン(大阪府)、フレンチ(同)、22年12月に子会社化したふく薬品(沖縄県)の業績がフル加算されたことなどから増収を果たしており、今年もシェアトップを堅持した。

 また、23年度の市場占有率では、新たに2社が1兆円チェーンとなった。ツルハとマツキヨココカラだ。

 業界2位のツルハHDの24年5月期連結売上高は1兆274億円で、マーケットシェアは約11%。同社はスクラップ&ビルド(S&B)による既存店の底上げに注力しており、期末店舗数は2653店舗となった。

 また、出店済み地域へのドミナント構築や、調剤薬局の出店にも力を入れていて、じわりとシェアを拡大している。

 業界3番手の

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