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消費者調査で判明したまいばすけっとの使われ方、スーパー、コンビニとの共存戦略とは

まいばす大

生活者からの「近さ」を強みとし、首都圏で着実に店舗網を拡大するまいばすけっと。実際のところ、まいばすけっとの店舗は消費者にどのように使われているのだろうか。本誌恒例のmitoriz(ミトリズ:東京都/木名瀬博社長、22年1月1日付でソフトブレーン・フィールドから社名変更)による消費者モニター調査で、まいばすけっとの利用実態に迫ってみた。

来店頻度の高さはダントツ メーン利用も意外と多い?

 mitorizは、全国約100万人(提携社を含む月間アクティブ会員数)の消費者モニターからレシートとアンケート回答を収集した購買証明付き購買理由データベース「マルチプルID-POS購買理由データPoint of Buy(ポイント・オブ・バイ:以下、POB)」を保有し、消費者の購買行動やその背景などを分析している。

まいばすけっとのほか、「オーケー」「業務スーパー」「イオン」「サミット」「ライフ」の6チェーンを対象に、メーン利用者の属性や購買動向を比較した。 i-stock/recep-bg

 2021年12月18~21日、東京都および神奈川県に在住するレシート投稿サービス「レシート de Ponta」の会員1196人にインターネットアンケートを実施した。回答者は50代が36. 9%で最も多く、40代(30.0%)、60代以上(18.3%)、30代以下(14.8%)の順でこれに次ぐ。

 まず、生活必需品の購入先としてメーンで利用している食品スーパー(SM)をたずねた。オーケーが14.6%で最も多く、西友(8.7%)、業務スーパー(6.7%)、イオン(6.2%)、サミットストア(6.2%:以下、サミット)、マルエツ(6.1%)、ライフ(5.6%)、イトーヨーカドー(5.4%)に次ぎ、まいばすけっと(4.1%)は9位にランクインしている。

 ここではまいばすけっとのほか、「オーケー」「業務スーパー」「イオン」「サミット」「ライフ」の6チェーンを対象に、メーン利用者の属性や購買動向を比較した。

 世帯年収を比較すると(図表-1)、まいばすけっとのメーン利用者は「400万円未満」が23.4%を占め、6チェーン平均よりもやや高かった。次に図表-2で示した家族構成を見ると、まいばすけっとのメーン利用者は2人以下の世帯が7割超を占め、6チェーンで最も多い。単身世帯の割合も42.6%で最も多かった。

 メーンで利用するSMの利用頻度を比較すると(図表-3)、6チェーン平均では「週に1回~2回」が59.6%で最も多い一方、まいばすけっとは

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