「#ワークマン女子」「WORKMAN Shoes」など、近年積極的に新業態を展開してきたワークマン(東京都/小濱英之社長)がまた新たな業態で出店した。新業態の名前は「WORKMAN Plus2(ワークマンプラス2)」。ワークマンの商品をフルラインで揃える、同社の“最強フォーマット”と位置づける店舗だ。「ワークマンプラス2」とはどのような店舗なのか。現地に足を運んだ。
ワークマン最大級の1850アイテムを展開!
ワークマンは2023年1月12日、新潟県新潟市に「ワークマンプラス2新津店」を出店した。店舗はJR「新津」駅から直線距離で約1km、徒歩約15分の場所にある。「ニトリ」「ケーズデンキ」「ダイレックス」「ウオロク」「ホームセンタームサシ」などが入るショッピングセンターの一角にあり、周辺は住宅街が広がる。
18年9月に「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」の展開をスタートし、20年10月からは一般女性客向けをターゲットにえた「#ワークマン女子」、22年4月には靴専門店の「WORKMAN Shoes(ワークマンシューズ)」をオープンするなど、近年のワークマンは新業態の出店に力を注いでいる。
今回初出店となった「ワークマンプラス2」は、「ワークマンプラス」に「#ワークマン女子」と「ワークマンシューズ」の商品を加えた「ワークマン・メガストア」の位置づけの店舗だ。「ワークマンプラス」が強みとする、工具や作業着といった現場で働く作業者向けの商品と一般男性客向けのアウトドアウェア、「#ワークマン女子」の一般女性向け機能性ウェア、「ワークマンシューズ」の豊富なラインアップの靴と、幅広い商品群を1店舗で揃えることで広域から集客を図る、というのが「ワークマンプラス2」の基本的な考えだ。
売場面積はワークマン最大級の約150坪で、同社最大の1850アイテムを扱う。女性向け商品は「ワークマンプラス」業態(100坪タイプ)の約5倍、一般向けのシューズは約2倍のスペースを確保しており、「# ワークマン女子」でしか扱いがなかったジュニア向け商品も揃えている。
売場の特徴は、各商品を圧縮して陳列している点だ。「売場づくりでは品揃えの『幅』を強く意識した。同じアイテムであってもカラーリングを“圧縮”するなどして、できるかぎり多くのアイテムを入れている」(ワークマン営業企画部 兼 広報部 部長の林知幸氏)。そのほか、手袋のようなフック陳列で販売するアイテムは、フック1本に複数のカラーのアイテムをかけることで品揃えの幅を広げている。
一般向けの商品が注目されるワークマンだが、「ワークマンプラス2」では、各種工具や作業着、安全靴など現場で働く作業者のニーズに対応する商品も豊富に揃えている。「来店頻度が高いのは、
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