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丸井グループ、植物肉のDAIZと資本業務提携、体験型店舗など展開

植物肉「ミラクルミート」の認知向上を後押しする

 丸井グループは10月5日、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・生産するDAIZ(熊本市)と資本業務提携すると発表した。丸井はスタートアップ企業や新規事業に投資する「未来投資」事業を強化しており、地球温暖化や健康志向を背景に成長が見込まれる植物肉の需要拡大やミラクルミートの認知向上を後押しする。

 DAIZは2020年に大豆を主原料とする植物肉事業を本格的に開始し、主に大手食品メーカーや小売業と取引を広げてきた。

 丸井は同社の店舗内にミラクルミートの体験型店舗を設置したり、会員数700万人を超える「エポスカード」の顧客基盤を活用したりして、ミラクルミートの認知向上を図る。

 世界で飼育されている15億頭の牛が排出する二酸化炭素や腸内ガス(メタン)は、地球温暖化の大きな要因の一つと指摘されており、温室効果ガスの排出を抑える効果が高い植物性食品への注目が高まっている。

 DAIZは2015年12月の会社設立以降、累計で38億5000万円の資本を調達してきた。丸井との資本業務提携による調達額は公表していないが、新聞報道などによる5億円程度とみられる。