ローソンは11月17日から、札幌市と福岡市の直営7店舗で食品宅配サービスの「foodpanda(フードパンダ)」の導入を始める。一部地域で導入済みの「Uber Eats(ウーバーイーツ)」に加え、新たな宅配サービスを試験導入することで、消費者ニーズを検証する。
日本のコンビニエンスストアでフードパンダを導入するのは、ローソンが初めて。フードパンダはドイツの食品宅配企業デリバリー・ヒーローの100%子会社で、2012年にシンガポールでサービスを開始。現在、アジアの12カ国・地域で事業を展開している。日本では20年9月にサービスを開始、札幌と福岡に加え、横浜、名古屋、神戸、広島の計6都市で事業展開している。
フードパンダの宅配サービスは、専用アプリから利用する。料金はクレジットカードまたはデビットカードによるオンライン決済か、商品を受け取る際に現金で支払う。ローソンの7店舗では、弁当やおにぎり、総菜、冷凍食品、飲料、日用品など約260品目を注文できる。サービスの利用可能時間は午前8時から深夜0時まで。
ローソンでは、19年8月にウーバーイーツの導入を開始、現在、22都道府県の1100店舗ほどが同サービスによる宅配に対応している。