セブン-イレブン・ジャパンはグルメ投稿サイト運営のSARAH(サラ、東京都台東区)に出資した。同社がベンチャー企業に投資するのは初めて。SARAHのアプリ内にユーザーが投稿したメニューのデータを商品開発などに活用する。
セブン-イレブンと居酒屋・レストランなどを運営するDDホールディングスのベンチャー投資子会社が、SARAHが実施した第三者割当増資を引き受けた。出資比率や出資金額は非公表。SARAHには、三井物産とハウス食品も出資している。
SARAHは、「ステーキ」や「つけ麺」といったメニュー単位で投稿を検索できるのが特徴で、70万以上のメニュー単位でのビッグデータをベースに外食トレンドを分析できるサービス「Food Data Bank(フードデータバンク)」を提供している。セブン-イレブンは同サービスを導入して商品開発に活用するほか、外食ビッグデータの収集と活用をSARAHと共同で進める。